2015年7月1日

6月28日 芸術の森にて

こんにちは、そしてはじめまして。
工学部1年の淡嶋と申します
この度Mouseionに入ることとなりました、何卒お見知り置きを。

隠された庭への道
野外美術館の展示『隠された庭への道』の一部

6月28日に札幌芸術の森で歌川国芳展と野外美術館を見てまいりました。

国芳展は美術館内でしたので残念ながら写真でご紹介することができませんが、国芳の浮世絵と肉筆画計100点をじーっくり見て回りました。
国芳は「武者絵の国芳」と称されるほど武者の絵に定評があるそうで、確かに、中国の小説『水滸伝』の登場人物108人や、酒天童子の退治で有名な源頼光と頼光四天王を描いた浮世絵は鬼気迫るものを感じました。心なしか人の流れも遅かったような…。見てみたい方はインターネット上でも何点か見れますので検索してみてください。
国芳の浮世絵自体の完成度もさることながら、木版に髪の毛一本一本を彫る彫師、それを摺り上げる摺師の技術からも目が離せませんでしたよ。

『月下』 筆者お気に入りです

野外美術館はあいにくの雨で作品をすべて見ることはできませんでしたが、それぞれ印象が強烈で、実際に見た数の二倍ぐらい見たように感じました。  写真のように彫刻作品が森のなかに配置されていて、整った道の中にあるものもあれば、山道の脇に突然現れるものもありました。歩くのには疲れましたが、作品を見つけた!という感覚も楽しく、視点をリフレッシュさせてくれます。


『椅子になって休もう』と椅子になって休むヒト


現代的な芸術作品はどうもとっつきにくい印象がありますが、(左の写真を横目に)こうやって作品に近づけるというのは親近感が湧いてきて先入観をなくしてくれますね。でも触っちゃいけない作品もあるので確認して下さいね。


次回来るときは全ての作品を見たいですね。そして晴れているといいですね、本当に。


2015/07/01
淡嶋義弘