今回は、博物館まつりのイベントである「展示解説ツアー」にて、4人が解説を行いました。
各解説とも多くの方が参加し、解説を聞きながら標本を見たり、質問をしてくださったりしました。
今回も、写真を交えながら展示解説の様子をご報告します!
11:00~トップバッターは、川原君による【札幌農学校のお雇い外国人たち】です。
クラーク、ホイーラー、ペンハロー、ブルックス…彼らは、札幌農学校で勉強を教えただけでなく、新しい文化や実学の精神を伝えていきました。彼らが始めたスポーツ・行事など、クイズに答えながら楽しく知ることができました。かつての学校の様子や、北海道へやってきた彼らの、教師以外の一面をのぞくことができました。
11:30~続いては、小向さんによる、【植物の誕生と渦鞭毛藻の魅力】です。
授業で植物の多様さに感動した小向さんは、伝えたい!と思う植物の魅力について、話しました。
海藻サラダに入っている赤い海藻や、だしを取るのに使うあの海藻などが登場し、それぞれの誕生の違いについて、説明していきます。
また、渦鞭毛藻(うずべんもうそう)という不思議な生き物についても解説しました。最後には、生きた渦鞭毛藻を、顕微鏡を使って観察しました。
13:00~昼休みを挟み、続いては太田君による、【総合博物館の古生物】です。
恐竜や大型ほ乳類のデスモスチルス、マチカネワニ…今回5体の骨格標本の解説に挑んだ太田君。来館された方も、解説に耳を傾け、標本を観察し、熱心に参加して下さりました。復元された恐竜の鳴き声や、標本が北大に来た際のエピソード、骨格復元のお話など、生態から標本についてまで幅広く紹介しました。
13:30~そして最後は、若狭さんによる【鈴木・宮浦クロスカップリング】です。
2010年、ノーベル賞に輝いた研究の、鈴木・宮浦クロスカップリングについて、スケッチブックを用いて解説を行いました。太郎君とポチ、花子さんとララ、という登場人物(と犬)が、キューピットの仕業で恋に落ちる!?という、とてもドラマチックな解説で、クロスカップリング反応について、楽しく解説しました。
いかがでしたか?
後日、博物館まつり「研究報告会」で行った当企画の報告発表についても、こちらでご報告する予定です。
解説員は、自らの興味ある分野を深め、また「何を伝えたいのか」を考えながら、解説を行ってきました。総合博物館にある展示について、そして、北大の学生が今、何に興味を持って学んでいるかを、少しでも知っていただければ嬉しいです。
ご参加くださった皆様、本当にありがとうございました!
(広報担当:久保田)
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