2013年8月30日

8/29 大妖怪展@東京

はじめまして。総合理系1年の伴と申します。
3年の川原さん、2年の福家さんと3人で三井記念美術館で開催中の大妖怪展に行ってきました!
Mouseion番外編ですね。


展示されていたものの多くは、妖怪を描いた絵画でした。いろいろな妖怪画が展示されていましたが、江戸時代のものとそれ以前のもので違いがあるように思いました。江戸時代以前の妖怪画は伝説や説話、寺社の縁起を描いたものが主であり、いずれも妖怪に仮託して何らかのメッセージや事実を伝えようとしているように感じました。それに対して、江戸時代の妖怪画は妖怪をキャラクターとして描いているように思えました。例えば、鳥山石燕という画家の『画図百鬼夜行』という本は1ページに1体ずつ妖怪の名前と絵が描かれていて、妖怪の図鑑といえるものです。ちなみに、この本に描かれた妖怪たちは『ゲゲゲの鬼太郎』や『ぬらりひょんの孫』といった漫画に登場していて、現代人の妖怪のイメージに大きな影響を与えています。妖怪画は画集などでよく見るのですが、実物は妖しい雰囲気があってテンションが上がりました。
妖怪画以外にも、琵琶や琴などの楽器や能面なども展示されていました。楽器は付喪神(器物が妖怪化したもの)に関連して展示されていましたが、夜になってこれらの楽器が動き出すと考えるとわくわくします(笑)
夏休みシーズンも終盤ですが、大妖怪展は思いのほか盛況でした。開催期間は残りわずかですが、よければぜひ行ってみてください。

『大妖怪展』公式サイト:http://www.mitsui-museum.jp/exhibition/index.html

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