7/6(土)、mouseionで、道立近代美術館にて開催中のシャガール展を観に行きました。
七夕イヴの7/6はシャガールの誕生日イヴでもあります。これを記念して、入場するときに一人一枚ポストカードをもらいました。面に印刷された今回出展されているシャガールの作品、絵画もあればスケッチ風のイラスト、さらには陶芸までありました。ステンドグラスで有名なシャガールは、あらゆる分野で作品を発表をした、マルチな才能を持った芸術家であることがうかがえました。
シャガール展は、作品数が多く、とても見応えがありました。
1つの完成された作品を飾るだけではなく、作品の下絵段階から展示されているので、シャガールがどのようにして作品を創りあげていったか、その過程を辿ることができ興味深かったです。
下絵段階を重ねていくごとに完成度が上がる、というのがふつうの感覚です。実際、大部分が作品が出来上がる形跡をなぞることができました。けれど、展示の中にはふつうの感覚だけでは捉えられいものもありました。
たとえばあるステンドグラスの下絵においては、第五段階が完成形だとしたら、第三段階まではだんだんと細かくイメージも明瞭になっていくのに、シャガールは第四段階で一度形を崩してしまいます。「あれっ」と思って横を見ると、そこには見事に精緻に描かれた作品が。いったいどのような思考を経て、シャガールは第四段階を挟んだのか。個人的にとても不思議に思いました。
さて、シャガール展での一コマ。
「シャガール、うーん……」
「えっ。(しばらく絶句)えっと、Sくんはどういう絵が好きなの?」
「みんなが『きれい、素晴らしい』っていう絵よりも、ぱっと見にはよくわからない、賛否両論がわかれるような絵の方が好きかもしれないです」
「たとえば?」
「サルバドール・ダリは好きですね」
そんな彼のために(?)なんと旭山では現在ダリ展がやっているそうで、ぜひシャガールと観比べてみようと盛り上がりました。
またサークルのみんなでぜひ美術館に行きたいです。
(文責:川原)
0 件のコメント:
コメントを投稿